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一応これでやっとこさ完結です・・・


小説って、難しいですね(今更
かなり今更な感想ですが、~下~が一番迷った。
打ってるうちに最後をどうやって終わらせるべきかおもいっきし忘れて悩みに悩んだ記憶しかないよ
なんか色々詰め込みすぎちゃった気がするぜ・・・
とりあえず小説も要修行って事がよく分かった。
・・・眠いので続きはまた後日で・・・
 








ああ、空が近い。

・・・・逆に地面は遠く下のほうに・・・
つまり空中。


「あ~・・これで何度目だっけ・・?」


「えっと、4度目位かと思います・・・」

流石に何回もこんな目に遭うと慣れたくなくても慣れてくる
最初なんか大真面目に死ぬかと思った位だ。


なんとかルミナスとリフィルにつかんでもらって落ちるのは避けられた。
今おかれている状況を簡潔に順を追って説明すると・・・


その一:こっちの世界に送られる
その二:送られた場所が空中(それも結構高い)
その三:リフィルとルミナスによって落ちている所を助けられた
その四:今現在ゆっくり降下中


森の中に着地して真っ先にルミナスが怒鳴った

「ったく、何が調子良いだ!思いっきしはずしてんじゃねえか!!」

「流石にこう何度もやられると怒る気も失せるよ・・・」
「なら、主様何故電話する準備を・・・・?」
「おっと、手がついクセで。イカンイカン。」
めっと自分の手を叩いておちゃらけてみる


今まで送られてきた後は文句を言うために電話していたが、もうそんな気も失せた。
・・・・あとでメールだけでも送っとく位にしておこう。限界字数になる位長いの。



とりあえず、さっき降下中の時に見えた集落に行くために途中、魔物が襲ってきたのを追い返しながらも森の中を歩き続けた。


そして木の陰に潜んでそれを見ている影がひとつ・・・


数時間していきなりあおいが口を開いた。


「なんかさ、さっきから同じ場所まわってる気がするんだけど・・・」
「そうか?森の中だから同じような景色ばっかなだけなんじゃないか?」
「では試しに何か目印のようなものをつけましょう。」
「「さんせーい」」
そして近くの木に持っていた札を貼ってまた歩き出してみる
数十分歩いたところでまた札の貼ってある木の元に辿り着いてしまった。


「マジかよ・・。刺客か・・・」
「ちゃんと空から確認しながら進んだつもりだったんですけど・・・」
「とにかく、今はこの術をかけた本人を見つけ出さないと!」
「でも、どうやって見つけるんだ?」
いま自分たちはまさに敵の術の中にいる、見つけるにしても術で身を隠している可能性がある。
あおいは少し悩み、決心したかのようにうなずき、二人に言う。

「よし!ちょっとリフィルの結界内にいてね。当たっちゃうかもよ」
と言うと札を一枚取り出して前に構えた。


『荒ぶる気の火よ、この世を焼き尽くす劫火よ』


刹那あおいの足元に魔方陣が浮かび上がり周りに炎が出てきたかと思えばそれは集まって一羽の巨大な鳥となった。


「さて、燃えたくなかったら出て来い!!」
「それ、悪役の台詞です・・・・」
「てゆか、こんなんで出てくるわけないだろ。」
「ええ~・・意外とこの術も破れちゃうかもよ?一応これ、威力高いし。」


あおいの作戦は脅迫してあぶり出そうということだった。
効率悪いとか言っちゃいけない。


「(ふん、あんなハッタリにそうそうのるわけないだろう、馬鹿かアイツラ)」
影でそれを見ている術をかけた本人は三人をあざ笑っていた


「じゃあ、出てこないみたいだし。さあ、遠慮なくやっちゃおう☆」
待機していた大きな火の鳥はその合図とともに大きく羽ばたき高く飛んだかと思えば急降下してきた
目指すのはある一点のみ。


そして


パリンッ


「!?」
術者は驚き、あおいたちから目を離した
だから気づかなかった、一人人数が減っていることに・・・


「隠れてるなら、静かにしてなきゃなっ!」
  
ドゲシっ   ドタンっ

「くっ・・・!」


ルミナスがすばやく背後に回って蹴りで相手を木の上から落とす。
相手が体制を変え着地したが、首にひやりとしたもの、ルミナスの鎌があるのが分かり抵抗をやめる


「・・・お前、暁のムスメか。今回は別に殺しにきたわけじゃないさ。」

「じゃあ、一体何しにきたんだよ」
「勧誘だよ。お前もニンゲンに恨みがあるだろう?灰翼に入れ。ニンゲンを殺せるぞ?化け物と言われてさぞ、人間が憎いだろう?」


化け物という言葉に思わずあおいはビクッとなった
顔も強張っている。
「・・・灰翼に、入る・・・?」
ふらりと体が揺れている、足元があまりおぼつかない。

リフィル達が必死でとめる声が聞こえるけど、理解が出来ない。
あおいの精神はまだまだ未熟で、もしかしたら・・・という不安がリフィル達の頭をよぎる
「あおい!こいつ等の言う事はきにするな!」
「そうです、主様!行かないでくださいっ!」

-あおは、みんなといっしょがよかった!-

-どうして生きるの?いっそ、このまま死んだら・・・-


思い出さないようにしてた嫌な過去が頭の中に次々に思い出されていく。
しかし、それと別の事も思い出される。
英里が最後に言ったあの言葉。


深呼吸して落ち着く
そして一言。


「いやだねーーだっ!」


あっかんべーー

「私、殺す気とか全然ないし。それにあんたら気に食わないからやだ。さっさと帰れバカヤロウ。」
「バ・・!?」
思わず術者は攻撃しようと思ったが、ルミナスがそれをとめる。
「オマエ自分の立場分かってんの?」
すぐにでも殺せるんだぜ?
言外にそう言い含めて、鎌をさらに首に近づける。


「・・・っち!今日は此処で退くが、次は無いと思え!」
そう言い残し、術者はその場から虚空に消えていった


「何度も私の落とし穴とか引っかかるくせに。」
「定番の台詞残していきましたね;;」
確かに悪役ではあるが、此処まで定番だといっそのこと清清しい気がしないでもない。


「それにしても、断る理由が気に食わない、とはまだまだ子供だな。」
歩きながらルミナスがからかってきた。
「難しい事考えるの苦手なんだもん。」
「単純すぎて笑えちゃうね。ま、気楽に生きれば?」
「あ。それ英里も言ってた。気楽に行きなさいって。」
「げ、今良い事言ったと思ったら先越されてたのかよ!」
「まあまあ、落ち着いてルミナスちゃん;」
「おっしゃあ!ゆっくり集落っぽいとこまで行こう!」
「ゆっくりだと野宿になってしまいますよ。」
「じゃあ、早く集落行って宿とろう!!」
「(・・・コイツすでに気楽に生きてるっぽい?)」



まだ見ぬこれから出会う人達へ、この道の先にいるかもしれないアナタヘ
どんな人なのかまだ分からないけど早く会いたいです。
どんなことが起こるのかすごく楽しみです。




~END~
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